CornPotage【短編集】




18時をお知らせするチャイムが鳴る。



輝石「時間だ、終了。


さっ、とっとと出てけ。」




如月「はぁ~い。」



テンション下がった私は


ゆっくりと立ち上がった。





輝石「500円賭けないか?」



如月「はい?」



先輩は人差し指を上げる。




輝石「もし、お前が告白出来たら500円やる。


しかし、もしお前が告白できなかったら


お前が俺に500円を渡す。



今日、告り、明日、500円な。」




如月「えー!?


今日ってもう放課後ですよ!?」



輝石「部活終った帰りでも狙って告れ。


近所なんだろ?」



如月「ムリムリムリ!!急になんか!!」



輝石「たまには思い切ったことやってみろ!!」




如月「ううう…。」


私が反論する言葉が無くなったことをよい事に


先輩は私を相談室から追い出した。



輝石「頼むぞ!500円☆」


輝石先輩はたくらんだ顔で相談室のドアを閉めた。