CornPotage【短編集】





「♪~♪~♪~」



演劇祭まであと一週間。






メチャクチャパーフェクトだった。



「これじゃ、文句言えないだろう。」




山本君はえっへんと威張る。




「じゃあ、この調子で頑張っていこう!!!」



美咲も楽しそうだった。



「まぁ、このまま何も起きなきゃいいけど。」



林さんはあたしを見た。



「なによ!!!」


林さんとの距離も少しずつ縮まったような気がする。




「んじゃ、ここで部活終了!!!!」




山本君は楽しそうに言った。














「っで、なんでついてくるのよ。」



「いーじゃん、途中まで同じ道なんだし♪」





でも、心の中でこの帰りの時間が一番楽しみだった。





「演劇祭、うまくいくといいなぁ♪」


山本君はすっかり暗くなった夜空を見上げ言った。



「はぁ!?絶対絶対成功させるし!!!


 ここまで来たらそうするしかないでしょ!!!」




山本君はあたしの言葉に楽しそうに笑った。