朝。 今年初めて降った雪は 道に積もり きらきらと輝く白い道を作った 雪は歩くたびにざくざくと音をたて イルミネーションのように輝いていた 私は真っ白い雪を手袋をした手でつかんだ 小さい頃、素手で雪をつかんで遊んでたっけ それで少し経ってから 手が赤くなり、熱くて、かゆくて、 私は手をまた冷やそうと 雪を触ってた気がする それって結局、悪循環だよね 私は小さい頃の思い出を振り返りながら 一歩一歩白い道に 足跡を付けていった