CornPotage【短編集】




「あたし、ボーカル!?」



「前からお前はボーカルだって決めてた。

 それに楽器経験ないのお前だけだし。」




ちょっ



「待って!?ボーカルって一番目立つじゃん!?」



「いいじゃん!!目立つって☆


 俺と代わってほしいくらい。」





山本君はニヤニヤ笑う。





あたし・・・




本当は幽霊部員で良かったのに・・・





「んじゃ、明日から活動開始!!


 明日までに選曲考えてくるから楽しみにしてて☆」




山本君は立ち上がり大きく伸びをした。





ボーカル・・・




それが私の担当・・・





出来るのかな??





不安だった。。。



それなのにちょっと胸が弾んだ。