CornPotage【短編集】




「杉並!俺、ベースでいいか?」



「いいけど。あんた、吹部どうしたの?」




"ああ"と思い出したように山本君は笑う。





「やめたよ。」




はぁ!?



「なんでそんな簡単にやめちゃうの!?」



山本君はムスッとした顔で私を見る。




「それはお前もだろっ。」




でも・・・




でも・・・





「信じられないっ!!!!」



私は部室を飛び出した。



本当



山本君が考えている事が分かんないよ。。。






なんでそんな簡単に辞めちゃうの・・・。