あたしは、彼方クンを見つけるために、あらゆる場所を探した。


そしてテラスで、やっと彼方クンらしき後ろ姿を見つけた。




もぅ、こんな所に居たんだ!


ギィー…

彼方クンにバレないように、そっとドアを開ける。



彼方クンは気付く様子もなく、ずーっと星空を眺めている。



その光景を見て、ちょっぴりあたしのイタズラ心が働く。


…驚かしちゃおうかな♪

どんな反応をするんだろぉ‐♪



彼方クンにバレないようにそっとそっと近づく。


そして…

後ろから、声をかける。

「わぁっ!」