………

なんて言えばいいの?



あたしが困っていると、彼方クンが助けを出してくれた。


「はぁ…、今は健二さんの応援に来てるんだし、この話は寮に帰ってからするか。それまでに、機嫌なおせよ。」


そう言って、あたしの頭をぽんぽんと叩いた。


「…ぅん。」



彼方クン、同い年なのに大人だな…。


こんなあたしなんかを心配して気遣ってくれるとか…。


彼方クンになら、話して大丈夫かな?



訳の分からない、あたしのこの気持ちを




聞いてくれるかな……?