離婚するはずが、凄腕脳外科医の執着愛に囚われました


「わかった。じゃあ一緒に寝よう」
「……は?」
「ほ、ほら、小さい頃に須藤の家に遊びに行った時、律くんと櫂くんと私の三人で寝たことがあったでしょ。こんなに大きいベッドだし大丈夫。あの頃みたいな感じで――」
「未依」

律は未依の言葉を遮り、名前を呼んだ。

「もう子供の頃とは違う。俺が未依をどう思っているのか、まだ伝わってない?」

真剣な眼差しで未依を見つめると、彼女は口を引き結ぶ。

(ったく。意識してないのか、危機感が薄いのか)

律の身体を気遣って言ってくれているのだと理解はしている。けれど、同じベッドに入ってなにもできない方が余程心身ともによろしくないのだ。

「それとも、誘ってるのか?」
「そっ、そうじゃなくてっ……!」
「だったら迂闊なことは言うな。……こっちがどれだけ我慢してると思ってるんだ」
「えっ?」