恋がしたい!

「はああああ!?」
自分の中でブチンとキレる音が聞こえた。

「じゃ、学食でみなみと一緒にいたのはなんで?」
「え?そんなん飯食ってるからだろ?」

「スッて車道と反対側に引っ張ったのは?」
「危ないからだろ?」

「いつも1対1してたのは?」
「タマだろ?」

「みなみに楽しそうに技教えてたじゃん!」
「そりゃ、頼まれたら教えるだろ」

「ばかーー!
私の涙を返せ!」
私は泣きながらクロの胸を叩いた。

クロは叩いている私の腕ごと、その胸に抱き締めた。

そして、
「好きだよ、タマ」
と囁いた。

「ふざけるな!!」
私はクロの両頬をつねった。

「い、いふゃい(痛い)」

「私の失恋を返せ!」

「ひちゅれんふぁいらあいあろう?」
「なに言ってんのかわかんないよ!」

そう言って私はクロに思いっきり抱きついた。