クロが好き。
いつも私の隣にいたクロ。
一緒にいることが普通だった。
クロがみなみと付き合うことになって初めて気がついた。
私はクロが好きだったんだ。
もう私はクロの隣にいることはない。
あの優しい手も、やんちゃ坊主みたいに笑う顔も、私のものじゃない。
「彼氏より好きな人が欲しい」
「きゅんが欲しい」
って言いながら笑っていたけど、本当は分かってなかった。
好きな人もきゅんもいらない。
ただクロが欲しい。
クロの隣にいたい。
クロの「好きな子」になりたかった。
クロと一緒にいたかった。
クロが‥‥好き‥‥大好きだよ‥‥。
「クロ‥‥」



