次の日、昼過ぎに起きて香穂理はリビングに行くと、廉さんがソファでテレビを見ていた。
「おはよう、たくさん寝たね(笑)」
「うーん、色々考えてたら眠れなくて朝方寝たの…そろそろ生活を戻さなきゃね、ふぁー」
香穂理は大きなあくびをしてカフェオレを作って廉さんの隣に座った。
「今日の夜、友達と新年会なんだ、ランチにでも行って香穂理ちゃんの夕食でも買って帰る?」
「あっ、うん、いいよ、でも…」
「でも?」
「あっさり系がいい、ご馳走を食べすぎてて胃が重い…」
「若いのに(笑)」
「むう、若くてもなるの」
「はいはい、じゃあ和食にするかな」
「うん、これ飲んだら支度するね」
俺も着替えてくると言って廉さんが部屋に戻っている間にお兄ちゃんからLINEが入った。
“新婚旅行のお土産を渡したいから明日会えるか?住所を送って欲しい“
明日帰ってくるんだ…
廉さんがリビングに戻ってくるとお兄ちゃんからのLINEを見せた。
「明日か…何かあったかな」
「家じゃなくても外で会ってもいいよ」
「達矢はこのマンションが見たいんだろう、住所送ってと言うことは…違うのかな」
「あ〜なるほど、まだ来たことないから、そっかそっか…じゃあ教えても大丈夫?」
「いいよ、あと……到着時間教えてくれたら迎えに行ってメシ食ってからここに来てもいいしな」
「そっか奥さんもいるし知らない人の家で長居は気を使うかもね」
「だな」
香穂理は隣に座っていた廉に軽く抱きついた。
「おっと、嬉しいな」
廉さんは頭を撫でてくれた。
「へへっ、私も支度してくるね」
マグカップを洗い、部屋に戻った。



