2人は起きて部屋を出ると香穂理がお雑煮を作った。
「うん、美味い」
「ありがとうございます」
「昼から兄貴達夫婦も実家に行くらしいから俺達も行こうか」
「はい、でも本当に私もお邪魔してもいいんですか?」
「もちろんだよ」
「何かお土産を持参したいんですが」
「要らないと先に言われたよ(笑)」
「え〜どうしよう」
「そんなに気負わなくてもいいよ」
そうは言っても…
しばらく二人でテレビを見て、支度を始めた。
車に乗ると
「やっぱり香穂理ちゃんの家にも挨拶に行きたいなぁ」
「お兄ちゃんはいないけど?」
「香穂理ちゃんと住むのにちゃんとご挨拶をしなくちゃだし、これからの事も話したい」
「じゃあ、明日でいいですか?連絡しておきます」
「うん、お願い」
高級住宅地に入りガレージのドアが開いている家に車は入って行った。
「ただいま」
「お邪魔します」
奥から廉さんのお母様が小走りでやってきた。
「おめでとう、今年もよろしく」
「あ、おめでとうございます、よろしくお願いします」
「どうぞ、上がって」
「あの、これ、少しですが…」
香穂理は流石に手ぶらではとお父様が好きだという高級羊羹を手土産に持ってきた。
「あら、手ぶらでいいと言ったのに」
「香穂理ちゃんが流石にダメでしょと言ったから寄ってきた」
「ありがとうね」
「いえ」
凄い広いお家…
和室に通されるとこたつが置いてあった。
「掘りごたつになってるから足を伸ばしていいよ」
「はい」
廉さんと並んで掘りごたつに座る。
「お父さん、電話に忙しいから少し待っててね」
お母様がお茶を運んで来てくれた。
「ありがとうございます」
廉はトイレと行って席を立った。
お母様と2人になるとお母様がありがとうと言ってくれた。



