『明けましておめでとうございます』
新しい年を廉さんと一緒にマンションのリビングで迎えた。
少しお酒も入り、テレビを見ながらたくさん笑った。
「眠い…」
そのうち香穂理が廉にもたれかかってきて、ウトウトし始める。
「香穂理ちゃん、部屋に行く?」
「やだ…このままが気持ちいいんだもん」
廉の腕には香穂理の腕が絡み、肩に頭をちょこんと乗せてくる。
可愛いな(笑)
しばらくすると寝息が聞こえてきた。
「運ぶか」
腕を離そうと体勢を変えようとすると、ぎゅ〜っと香穂理は抱きついてくる。
「…廉さんと寝るの」
「香穂理ちゃん?起きてる?」
聞いてみたが返事はない…
「仕方ないな」
廉はそのままソファで横になった。
完全に寝るまでしばらくこうしておくか……
香穂理が目を覚ますと隣に廉がいた。
「…ん…廉さん?…えっ?」
香穂理はびっくりして飛び起きた。
「寒い…」
廉の声でまた布団を被り横になる。
廉さんのベッド…何で?
「香穂理ちゃん、今何時?」
「えーと、9時です」
「9時か…もう少し寝たい」
廉さんはそう言うと横を向き、香穂理に抱きついた。
「ふぇ…」
「寒いからおいで」
「…は…い」
高級な羽毛布団と廉さんに包まれながら香穂理は廉の体に腕を回した。
1時間ほど軽くウトウトしていると廉の手が香穂理の髪の毛を撫でる。
「起きた?」
「はい、あの、何で私は廉さんと寝てるんですか?」
「香穂理ちゃんが俺と寝たいって離してくれなかったから」
「す、すみません、そんな事を言ったんですか?私」
「うん(笑)」
「え、笑ってます?嘘?」
「本当、どうだった?俺と寝てみて」
「憶えてません」
「ん?何を?」
「私たち、しちゃいましたか?」
「あ〜、そっちじゃなくて(笑)大丈夫、意識ないのに襲ったりしないから安心して」
「すみません…」
「いいよ、温かかったしね」



