「おはよう!…どうした?」
「…ん?なんでもないよ!おはよう」
本人目の前にして見惚れてたなんて言えるわけがない
子供の時からずっと一緒にいるのに未だにかっこいいって思う
「早く行くぞ」
「うん!」
学校までお家から徒歩10分
毎日この時間が楽しくて学校に近づくにつれて終わっちゃうって悲しくて
そんな気持ちは私だけって思うと浮かれてる自分に嫌気がさして。
「今年は同じクラスになれるといいな!」
歩くんのなんでもない一言で一喜一憂しちゃう
そう思ってくれてるんだ!歩くんも私のこと…?ってあるわけないのに
「同じクラスになれたらいいね!」
この気持ちは貴方の前ではずっと隠し続ける

