「何やってんのって聞いてんだけど」
学校ではみんなに当たり障りない感じで接しているのに今は2人を睨みつけている
歩くんに睨まれている2人はガクガクしちゃってる
「…そんなマジになんないでよ!ただ話してただけ!そうだよね木幡さん?」
「…うん」
「そんなわけねぇだろ、俺見たけど」
歩くんに見られているとは思っていなかったらしくあたふたしていて、その間に歩くんは私の体を起こしてくれた
「柚乃、大丈夫か?」
「ありがとう歩くん」
「ほら…ほらそれ!歩くんが自分から女に触るなんて信じられない!歩くんどういうことなの!?」
歩くんを好きだと言っていた女の子はさっきまで泣いていたのに今は怒りに振り回されている
「はぁ…めんどくせぇな。柚乃は俺の幼馴染だけど?」
「は?」
女の子たちは私たちが付き合ってると思っていたらしく素っ頓狂な声を出した

