スタートライン



すぐ期待しちゃう自分に嫌気がさす

自分で自分を苦しめてる

歩くんへの気持ちで心が暴走しそうなのを必死で抑えてるのに、、、

歩くんはずるいよ


「よかったじゃん柚乃」


小さい声で囁いている菜々に軽ーく頷く

いいのか悪いのか、、、

今までは登校時しかほぼ歩くんとの関わりはなかったけど同じクラスになってからあり過ぎてジェットコースターに乗っているみたい

私がこんな気持ちでいっぱいなのに、こんな気持ちにさせている等の本人は涼しい顔している


どんな時でも絵になるな、、、ってさっきまで貴方のせいで乱されていたのに今は貴方のおかげで平静を保っている


「歩くん、1年間頑張ろうね!」

「お、おう…」


急にやる気になった私をみて驚いている歩くんだけど、もうこうなったら楽しもう!歩くんと一緒にいられる時間が増えた!って考えたらこの先が楽しみになってワクワクする私だった