「柚乃!早く書きなよー、そろそろ時間だよ〜」
前から戻ってきた菜々に現実に戻され思い浮かんだ人の名前を書く
「あんたそんなところまで歩くんなの?」
「仕方ないじゃん…合法的にみるにはこれしかないの!」
今はちらちら後ろを振り返っては歩くんを眺める日々だけど委員長になればクラスをまとめるために前に出ることが多くなるはず!!
そしたら女の子たちに嫌な顔されずに存分に歩くんを眺められるでしょ!
「末期だわ」
確かに自分でも痛い?って思うけど歩くんをみるだけで目の保養なの
そんな好きなら想いを伝えろよ!って思われるかもしれないけど今の距離感で私には充分
紙に歩くんの名前を書いて箱に提出しに行った

