たまに菜々のことが羨ましくて堪らなくなる

自分の将来をちゃんと見通してるし、自分が好きになった人には直球にアピールするし、、、その菜々の勇気が私にもあったらって


「保育士か…菜々にピッタリだと思う!誰にでも優しいし私応援するよ!」

「ありがと!!」


周りからも色々な夢が聞こえてきて

私だけ遅れてる…みんながこんなに進んでいるなんて思ってもいなくて


私も歩くんに聞いてみたくなった


「歩くんは進路…決めてるの?」

「まぁ…俺も大体は」

「そっか」


やっぱり歩くんは私の先を行ってるか

私もそろそろ真剣に進路を考えるべきか


「でもまだ2年になったばっかりだし柚乃のペースでいいんだよ。あんまり周りと比べなくていい」

「なんで…っありがとう」