『柚乃〜!こっち来いよー!』

『待って…歩くん…!』


「…待って!!」


〜🎵

目に映るのは暗い室内と空に向かって伸びている自分の腕

…あぁ、夢だ

またこの夢か。

伸ばした腕が肌寒くてまた布団に戻す

アラームもうるさい…まだ眠いよ


「柚乃〜起きてる?今日から新学期でしょう?遅刻するわよー」


カーテンを勢いよく開けて外の光が差し込んでくる


「ん〜もうちょっと…」

「早くしないと歩くんが迎えくるわよ〜」


…そっか、、歩くんに会える

早く用意しなきゃ


「…はぁ〜!」

「ほんとあんたは歩くんのことになるとやる気出すんだから」