〇球技大会後、七月中旬、学校、下駄箱
みーちゃん「いやー本当にすごかったですね!あなたの彼氏さん!」
球技大会後にこっそり朝比奈君と付き合っていると話すと、
みーちゃん「ふむふむ。なるほど。そんな気はしてました。ですが私でよろしいですか?どうなるか覚悟はできて?」
などと、冗談口調で言っていたと思ったら、何かと話題にあげてくる。でも優しいから、みんなにはバレないような声で言ってくる。
そして球技大会は朝比奈君の活躍によって一位になれた。
〇回想、球技大会終了直後
心音「朝比奈君!おめでとう!」
朝比奈「ありがとう。ねえ、少し来てくれない。」
だいぶ接戦だったため疲れが見える。なんか自販機で飲み物でもおごってあげようかな。そう思いながらついていくと、
〇回想、体育館裏
朝比奈「来て。」
朝比奈君は両手を広げて待っている。私はまだ慣れてないから緊張しながらもゆっくり近寄る。
朝比奈「はあ。癒される。」
心音「あ、あんまり嗅がないでよ?私汗臭いから。」
朝比奈「そう?いい匂いだけど。」※朝比奈はスンスンと匂いを嗅ぐ
心音「恥ずかしいよ。朝比奈君は慣れてるかもだけど私は初めてだから……!」
朝比奈「?俺も初めてだけど。」※心音は顔を上げる
心音「今までの彼女さんは?」
朝比奈「好きでもないのに辛くてスキンシップは避けてた。」
なんか申し訳ない話をさせてしまったが、私は嬉しい。
心音「そ、そっか……!」
〇サイコメトリー中
朝比奈「もしかして嫉妬してくれた?喜んでる小鳥遊さんもかわいいね。」
〇現在に戻る
※心音はさらに恥ずかしくなって全身が熱い
朝比奈「あ、もしかして伝わった?」
心音「本当だよ。サイコメトリーで会話しないでよ。」
朝比奈「あはは。意外と便利だね。」
※二人は少しの間抱きしめあった。
〇現在に戻る
みーちゃん「でもあんなに冷たい朝比奈君が幸せそうで嬉しいわ。」
心音「誰目線だよ!」
そんな話をしてると、
朝比奈「小鳥遊さん。おはよう。」
心音「おはよう。」
朝比奈「明日から夏休みだね。」
ポンと肩に手を置かれる。
〇サイコメトリー中
朝比奈「夏休み、一緒にでかけない?」
〇現在に戻る
※心音は顔が熱くなる。
朝比奈「また連絡するね!」
便利だねと言わんばかりに活用してくる。二人だけの世界みたいでなんだか照れる。
みーちゃん「ラブラブですね。よかった。」
こそっと耳打ちしてくるみーちゃんの言葉に、外から見てもそう見えるんだとさらに恥ずかしくなった。
〇数日後、待ち合わせ
今日はデート。のはずだったが、ゆう兄の話を思い出し、三人で遊園地に向かうことにした。運転はゆう兄。
朝比奈「あ、おはよう。」
今日は二人ともペアルックで制服風にしようと約束していたが、朝比奈君の服装は普段よりゆるめで余計にかっこいい!
心音「お、おはよう。」※建物の反射した鏡で見る。
心音(なんか、私が言ったけどいざ並ぶと恥ずかしいな。)
心音「い、行こうか。」
〇移動中、車の中
ゆう兄「おお!いらっしゃい!」
朝比奈「こんにちは。今日はよろしくお願いします。」
本当に私以外には無表情だな。まあ、ゆう兄を警戒してるのもあるかもだけど。
ゆう兄「ああ、よろしく!そういえば、ここってさ、」
ゆう兄の相変わらずのマシンガントークを聞いていると、
朝比奈「今日もかわいいね。制服だけどおしゃれ。」
こそっとほめてくれた。
心音「え、あ、ありがと。
……朝比奈君もかっこいいよ。」
ゆう兄「おーい?聞いてる?」
心音「あ、ごめんごめん!何?」
心音「!」
三人で話していると、こっそり朝比奈君は手を握って来た。
〇サイコメトリー中
朝比奈「こっちもみてよ。」
〇現在に戻る
また、サイコメトリーで話しかけないでよ!そう思いながら通常を装う。
〇遊園地
ゆう兄「うー!疲れた!でも今日は楽しむぞ!!」
朝比奈「ゆうさんはどんな乗り物好きなんですか?」
心音(すっかり慣れてるな。)
ゆう兄「俺はな、心音は苦手だけどお化け屋敷とか!?」
心音「え!?無理だよ?!」
ゆう兄「そうだなー。まあ気が乗ればな!」
心音「嘘嘘!許して!!」※心音が手をあわせて謝る
朝比奈「大丈夫だよ。俺が一緒に待ってる。」※間に割り込む
ゆう兄「え!?俺、一人?!そりゃないよ!」
なんだかゆう兄と仲良くなってよかった。そう思っていた。
朝比奈「外堀を埋めてるだけ。だけどね。」※誰にも聞こえない声で
〇遊園地、ジェットコースター
心音「次、次どこ行く?!」※テンション高い心音
ゆう兄「まあ、落ち着け。次はね。」
二人で地図を見る。
朝比奈「次はここ行こう。」
〇遊園地、昼ごはん
心音「うーんおいしい。」
ゆう兄が他の料理の提供待ちで席を外している。
朝比奈「あ、ここついてるよ。」
心音「どこ?」
朝比奈「ここ。」
※手で取ってペロっと舐める朝比奈。
朝比奈「ふふ。意識してくれた?」
その一言で遊園地を楽しむことしか頭になかった私は一気に熱くなる。
心音「何言ってんの……。」
朝比奈「嫌だ?」
心音「ううん。……嬉しい。」※心音の予想外の一言に朝比奈も顔を赤くさせる。
朝比奈「……そ。か。」
ゆう兄「ただいま!これもうまそうだよな!
って二人してどうした?暑い?」
私たちは誤魔化したけど、一気に意識してしまった。
みーちゃん「いやー本当にすごかったですね!あなたの彼氏さん!」
球技大会後にこっそり朝比奈君と付き合っていると話すと、
みーちゃん「ふむふむ。なるほど。そんな気はしてました。ですが私でよろしいですか?どうなるか覚悟はできて?」
などと、冗談口調で言っていたと思ったら、何かと話題にあげてくる。でも優しいから、みんなにはバレないような声で言ってくる。
そして球技大会は朝比奈君の活躍によって一位になれた。
〇回想、球技大会終了直後
心音「朝比奈君!おめでとう!」
朝比奈「ありがとう。ねえ、少し来てくれない。」
だいぶ接戦だったため疲れが見える。なんか自販機で飲み物でもおごってあげようかな。そう思いながらついていくと、
〇回想、体育館裏
朝比奈「来て。」
朝比奈君は両手を広げて待っている。私はまだ慣れてないから緊張しながらもゆっくり近寄る。
朝比奈「はあ。癒される。」
心音「あ、あんまり嗅がないでよ?私汗臭いから。」
朝比奈「そう?いい匂いだけど。」※朝比奈はスンスンと匂いを嗅ぐ
心音「恥ずかしいよ。朝比奈君は慣れてるかもだけど私は初めてだから……!」
朝比奈「?俺も初めてだけど。」※心音は顔を上げる
心音「今までの彼女さんは?」
朝比奈「好きでもないのに辛くてスキンシップは避けてた。」
なんか申し訳ない話をさせてしまったが、私は嬉しい。
心音「そ、そっか……!」
〇サイコメトリー中
朝比奈「もしかして嫉妬してくれた?喜んでる小鳥遊さんもかわいいね。」
〇現在に戻る
※心音はさらに恥ずかしくなって全身が熱い
朝比奈「あ、もしかして伝わった?」
心音「本当だよ。サイコメトリーで会話しないでよ。」
朝比奈「あはは。意外と便利だね。」
※二人は少しの間抱きしめあった。
〇現在に戻る
みーちゃん「でもあんなに冷たい朝比奈君が幸せそうで嬉しいわ。」
心音「誰目線だよ!」
そんな話をしてると、
朝比奈「小鳥遊さん。おはよう。」
心音「おはよう。」
朝比奈「明日から夏休みだね。」
ポンと肩に手を置かれる。
〇サイコメトリー中
朝比奈「夏休み、一緒にでかけない?」
〇現在に戻る
※心音は顔が熱くなる。
朝比奈「また連絡するね!」
便利だねと言わんばかりに活用してくる。二人だけの世界みたいでなんだか照れる。
みーちゃん「ラブラブですね。よかった。」
こそっと耳打ちしてくるみーちゃんの言葉に、外から見てもそう見えるんだとさらに恥ずかしくなった。
〇数日後、待ち合わせ
今日はデート。のはずだったが、ゆう兄の話を思い出し、三人で遊園地に向かうことにした。運転はゆう兄。
朝比奈「あ、おはよう。」
今日は二人ともペアルックで制服風にしようと約束していたが、朝比奈君の服装は普段よりゆるめで余計にかっこいい!
心音「お、おはよう。」※建物の反射した鏡で見る。
心音(なんか、私が言ったけどいざ並ぶと恥ずかしいな。)
心音「い、行こうか。」
〇移動中、車の中
ゆう兄「おお!いらっしゃい!」
朝比奈「こんにちは。今日はよろしくお願いします。」
本当に私以外には無表情だな。まあ、ゆう兄を警戒してるのもあるかもだけど。
ゆう兄「ああ、よろしく!そういえば、ここってさ、」
ゆう兄の相変わらずのマシンガントークを聞いていると、
朝比奈「今日もかわいいね。制服だけどおしゃれ。」
こそっとほめてくれた。
心音「え、あ、ありがと。
……朝比奈君もかっこいいよ。」
ゆう兄「おーい?聞いてる?」
心音「あ、ごめんごめん!何?」
心音「!」
三人で話していると、こっそり朝比奈君は手を握って来た。
〇サイコメトリー中
朝比奈「こっちもみてよ。」
〇現在に戻る
また、サイコメトリーで話しかけないでよ!そう思いながら通常を装う。
〇遊園地
ゆう兄「うー!疲れた!でも今日は楽しむぞ!!」
朝比奈「ゆうさんはどんな乗り物好きなんですか?」
心音(すっかり慣れてるな。)
ゆう兄「俺はな、心音は苦手だけどお化け屋敷とか!?」
心音「え!?無理だよ?!」
ゆう兄「そうだなー。まあ気が乗ればな!」
心音「嘘嘘!許して!!」※心音が手をあわせて謝る
朝比奈「大丈夫だよ。俺が一緒に待ってる。」※間に割り込む
ゆう兄「え!?俺、一人?!そりゃないよ!」
なんだかゆう兄と仲良くなってよかった。そう思っていた。
朝比奈「外堀を埋めてるだけ。だけどね。」※誰にも聞こえない声で
〇遊園地、ジェットコースター
心音「次、次どこ行く?!」※テンション高い心音
ゆう兄「まあ、落ち着け。次はね。」
二人で地図を見る。
朝比奈「次はここ行こう。」
〇遊園地、昼ごはん
心音「うーんおいしい。」
ゆう兄が他の料理の提供待ちで席を外している。
朝比奈「あ、ここついてるよ。」
心音「どこ?」
朝比奈「ここ。」
※手で取ってペロっと舐める朝比奈。
朝比奈「ふふ。意識してくれた?」
その一言で遊園地を楽しむことしか頭になかった私は一気に熱くなる。
心音「何言ってんの……。」
朝比奈「嫌だ?」
心音「ううん。……嬉しい。」※心音の予想外の一言に朝比奈も顔を赤くさせる。
朝比奈「……そ。か。」
ゆう兄「ただいま!これもうまそうだよな!
って二人してどうした?暑い?」
私たちは誤魔化したけど、一気に意識してしまった。

