「え…、ネズミさん、ぼくとつき合ってくれるの…?」


「こぐまくんが私より大きくなって、それでもまだ私のこと好きでいてくれるなら、いいよ」


ネズミさんの丸くて大きな目が細められる。


ぼく、もしかしてからかわれてるのかな?


でも、今はそれでもよかった。


「ぼく、ぜったいネズミさんよりも大きくなるから!それで、ネズミさんに告白する…!」


だから、そのときは…!


ぼくの必死の思いに、ネズミさんは。


「うん、待ってる」


そう言って、やっぱりクスクスと笑った。