「あっ」
誰の言葉だっただろうか。その声で我に返った私が魔宝石をみると、目の前で描いていた魔法陣が割れて光となって消えていく。魔法陣を失敗したのだ。失敗すると光になって消えてしまう上に、新たな魔法陣は受け付けなくなってしまう。
私は消えていく魔法陣の残滓を呆然と見つめる。正直集中していて、魔法陣を何個書いたかなんて覚えていなかった。自分のできる限りの力をもって、魔法陣を描き込んだつもりだ。
しかし残念だ。後一個くらいは魔法陣を込められそうだな、と思っていた私はふと周囲の視線に気がついた。
周りは目の前にある魔宝石に釘付けだ。しかも無表情で見ている。表情だけでは私の案が成功したのかどうか、分からなかった。
それならばと、魔宝石を直接確認するのが良いだろう、とそれを手に取ろうとした。その時――
「歴史的大発見ですぞ!」
私の左横からそんな叫び声が聞こえた。その声の主は所長だ。
「私達は一面ずつと教わりますからね。そもそもその方法を変えるなど、思いつきもしませんでした……やってみるとできるものなのですね」
シュゼットが紙に何かを書きつけながら話す。それを機に周囲で見ていた者たちもあれやこれやと話し始めた。
私が首を傾げていると、セヴァルが目を丸くして私に声をかけてくる。
「おや、お嬢様。どうされました?」
「あの……私、結局いくつ魔法陣を込める事ができましたか?」
その言葉に議論を始めていた周囲の研究員たちが静かになり、一斉に私を見る。まるで信じられない者を見たような……そんな表情だった。
「集中されておりましたからね! それも仕方ないと思いますよ! ちなみにエスペランサ様は七つの魔法陣の作成に成功しましたぞ!」
所長に言われて、私は目を丸くする。思った以上に私は魔法陣を込める事ができていたようだ。七つは成功している、つまり私は八つ目で失敗したという事。もう少し練習すれば、八つ目の魔法陣も描けるだろう。
誰の言葉だっただろうか。その声で我に返った私が魔宝石をみると、目の前で描いていた魔法陣が割れて光となって消えていく。魔法陣を失敗したのだ。失敗すると光になって消えてしまう上に、新たな魔法陣は受け付けなくなってしまう。
私は消えていく魔法陣の残滓を呆然と見つめる。正直集中していて、魔法陣を何個書いたかなんて覚えていなかった。自分のできる限りの力をもって、魔法陣を描き込んだつもりだ。
しかし残念だ。後一個くらいは魔法陣を込められそうだな、と思っていた私はふと周囲の視線に気がついた。
周りは目の前にある魔宝石に釘付けだ。しかも無表情で見ている。表情だけでは私の案が成功したのかどうか、分からなかった。
それならばと、魔宝石を直接確認するのが良いだろう、とそれを手に取ろうとした。その時――
「歴史的大発見ですぞ!」
私の左横からそんな叫び声が聞こえた。その声の主は所長だ。
「私達は一面ずつと教わりますからね。そもそもその方法を変えるなど、思いつきもしませんでした……やってみるとできるものなのですね」
シュゼットが紙に何かを書きつけながら話す。それを機に周囲で見ていた者たちもあれやこれやと話し始めた。
私が首を傾げていると、セヴァルが目を丸くして私に声をかけてくる。
「おや、お嬢様。どうされました?」
「あの……私、結局いくつ魔法陣を込める事ができましたか?」
その言葉に議論を始めていた周囲の研究員たちが静かになり、一斉に私を見る。まるで信じられない者を見たような……そんな表情だった。
「集中されておりましたからね! それも仕方ないと思いますよ! ちなみにエスペランサ様は七つの魔法陣の作成に成功しましたぞ!」
所長に言われて、私は目を丸くする。思った以上に私は魔法陣を込める事ができていたようだ。七つは成功している、つまり私は八つ目で失敗したという事。もう少し練習すれば、八つ目の魔法陣も描けるだろう。


