「あの条件は、バレンティナ様が提案したものだったのですか?!」
公爵様も初耳だったらしく、目を剥いている。予言の巫女としての力を手に入れたお母様……何を思ってホイートストン公爵家に嫁いだのだろうか。私はお母様の想いに心を馳せる。
ユーイン殿下と公爵様の話は続く。そして私は二人の話に口を挟まないで聞いてると、殿下は驚くべき事を口にした。
「彼女は自分がホイートストン公爵家で自分が死ぬ事も、エスペランサ嬢があっちの王太子と婚約白紙になって帝国に送られてくる事も予言していた。ついでに禁呪をかけられる事もな……彼女の残した予言は、全て当たっていた」
「……だからお母様は、私にアレを……」
全て予言で理解していたから、私にあの首飾りを託したのだ。
いつも笑顔だったお母様……けれど、「頑張りなさい、そうすれば貴女に幸せがやってくる」そう言った時のお母様だけは、悲しそうな表情だった。きっとこの事を知っていたからなのかもしれない。
私は首にかけていたものを手に取る。今は土台だけになってしまっているが、母の愛を感じた。
公爵様も初耳だったらしく、目を剥いている。予言の巫女としての力を手に入れたお母様……何を思ってホイートストン公爵家に嫁いだのだろうか。私はお母様の想いに心を馳せる。
ユーイン殿下と公爵様の話は続く。そして私は二人の話に口を挟まないで聞いてると、殿下は驚くべき事を口にした。
「彼女は自分がホイートストン公爵家で自分が死ぬ事も、エスペランサ嬢があっちの王太子と婚約白紙になって帝国に送られてくる事も予言していた。ついでに禁呪をかけられる事もな……彼女の残した予言は、全て当たっていた」
「……だからお母様は、私にアレを……」
全て予言で理解していたから、私にあの首飾りを託したのだ。
いつも笑顔だったお母様……けれど、「頑張りなさい、そうすれば貴女に幸せがやってくる」そう言った時のお母様だけは、悲しそうな表情だった。きっとこの事を知っていたからなのかもしれない。
私は首にかけていたものを手に取る。今は土台だけになってしまっているが、母の愛を感じた。


