ここで一旦マルセナとルノーとは別れる。ルノーは訓練の指揮をしなくてはならないからだ。マルセナはリーナがそろそろ訓練所に案内する頃だろう、という事を見込んでこの場所に来たのだという。それほどルノーの行動が心配だったらしい。
マルセナとも別れた私たちは、リーナの案内で研究所へと向かう事になった。
私の後ろから静かに公爵様も付いてくる。
「お仕事はよろしいのですか?」
急に前から話しかけられた事に驚いたのか、まばたきを忘れたかのように固まった公爵様。けれどもすぐに我に返ったらしく、私の問いに答えてくれた。
「ああ、仕事はひと段落ついているから問題ない。私もエスペランサ嬢の事が気になってな……研究所といえば、セヴァルがいるからな。きっと彼女がいるから問題ないと思うが、念のためにな」
そう言って苦虫を噛みつぶしたような表情を見せる公爵様。話を聞くと、せヴァルは公爵家の魔法研究所の副所長という立場なのだが、彼の上に女性上司がいるそうな。話し始めたセヴァルを止められるのは彼女しかいない、と言われるほどらしい。
あのセヴァルを止められる女性……どんな方なのだろうか。私は少しワクワクしながらリーナの後ろをついて行った。
マルセナとも別れた私たちは、リーナの案内で研究所へと向かう事になった。
私の後ろから静かに公爵様も付いてくる。
「お仕事はよろしいのですか?」
急に前から話しかけられた事に驚いたのか、まばたきを忘れたかのように固まった公爵様。けれどもすぐに我に返ったらしく、私の問いに答えてくれた。
「ああ、仕事はひと段落ついているから問題ない。私もエスペランサ嬢の事が気になってな……研究所といえば、セヴァルがいるからな。きっと彼女がいるから問題ないと思うが、念のためにな」
そう言って苦虫を噛みつぶしたような表情を見せる公爵様。話を聞くと、せヴァルは公爵家の魔法研究所の副所長という立場なのだが、彼の上に女性上司がいるそうな。話し始めたセヴァルを止められるのは彼女しかいない、と言われるほどらしい。
あのセヴァルを止められる女性……どんな方なのだろうか。私は少しワクワクしながらリーナの後ろをついて行った。


