少しして兄たちは戻ってきて、
「遥、また帰ってくるからな」
「楓兄が帰ってくると母さんがうるさい。
六花さんのこと
根掘り葉掘り聞こうとするんだから」
「まぁ、母さんも心配なんだろ」
「遥、紅茶進んでるけどおかわりいるか?」
「相変わらず心奏兄ちゃんはよく見てるなぁ。
いる。おかわりください。」
「歌羽もだな、
おかわりいるならカップ出して」
「ん。お兄おわかり!おかわり!」
「歌羽に久々にお兄って呼ばれたわ〜懐い」
「歌羽ちゃん紅茶で
酔ってるわけじゃないよね?」
「大丈夫。六花も花音も
びっくりするだろうけど、
いつもの歌羽だから」
六花と花音は顔を見合わせ、
歌羽ちゃんっていつもの雰囲気と
普段の顔って全然違うのね。
活気があって甘えたがりなのね。
二人でヒソヒソと話しながら
納得したのであった。
日が傾き、夕方になった頃
「ごちそうさま、そろそろ帰ろう、六花」
「楓、遥くんはいいの?」
「遥、このあと出かけるらしいんだ、歌羽と」
「そうなの?花音、心奏くんごちそうさま。
歌羽ちゃんもありがとう。
そろそろお暇するわね」
楓は六花の手を引き、ありがとうと言い
実家に帰っていった。隣だが。
「花音、俺達夕飯作るか。
母さんも父さんも早く帰ってくるらしいんだ」
「え、じゃあ私作る!」
花音は張り切るがにこーっとしながら心奏が言う。
「花音に料理させたら、
ゲテモノしか出来上がらないでしょ、
俺が作るから周りの準備してくれる?」
「心奏、私バカにされてる?」
「ううん、でもいつも通りだと
ゲテモノを作りそうだなぁと」
「じゃあじゃあ、私が作る!」
「歌羽、お前はもっとだめ」
「私だってできるようになったもん!」
「歌羽は出かけてくるんじゃないのか?」
「出かけてくる!お兄のいじわる!」
そうして遥の手を引き出ていった歌羽。
「いいの?歌羽ちゃんの機嫌損ねて」
「うん。花音、ああは言ったけど、
俺に久しぶりにやらせてよ
俺当分花音に任せきりだったんだから」
「相変わらず、不器用」
プクーっと口を膨らませて心奏が言う。
「悪かったな。でも苦手。素直に言うのが」
「知ってるよ。
でもそんな心奏が私は好きだよ」
「ありがとう、花音。
じゃ、作るかー!!!」
「遥、また帰ってくるからな」
「楓兄が帰ってくると母さんがうるさい。
六花さんのこと
根掘り葉掘り聞こうとするんだから」
「まぁ、母さんも心配なんだろ」
「遥、紅茶進んでるけどおかわりいるか?」
「相変わらず心奏兄ちゃんはよく見てるなぁ。
いる。おかわりください。」
「歌羽もだな、
おかわりいるならカップ出して」
「ん。お兄おわかり!おかわり!」
「歌羽に久々にお兄って呼ばれたわ〜懐い」
「歌羽ちゃん紅茶で
酔ってるわけじゃないよね?」
「大丈夫。六花も花音も
びっくりするだろうけど、
いつもの歌羽だから」
六花と花音は顔を見合わせ、
歌羽ちゃんっていつもの雰囲気と
普段の顔って全然違うのね。
活気があって甘えたがりなのね。
二人でヒソヒソと話しながら
納得したのであった。
日が傾き、夕方になった頃
「ごちそうさま、そろそろ帰ろう、六花」
「楓、遥くんはいいの?」
「遥、このあと出かけるらしいんだ、歌羽と」
「そうなの?花音、心奏くんごちそうさま。
歌羽ちゃんもありがとう。
そろそろお暇するわね」
楓は六花の手を引き、ありがとうと言い
実家に帰っていった。隣だが。
「花音、俺達夕飯作るか。
母さんも父さんも早く帰ってくるらしいんだ」
「え、じゃあ私作る!」
花音は張り切るがにこーっとしながら心奏が言う。
「花音に料理させたら、
ゲテモノしか出来上がらないでしょ、
俺が作るから周りの準備してくれる?」
「心奏、私バカにされてる?」
「ううん、でもいつも通りだと
ゲテモノを作りそうだなぁと」
「じゃあじゃあ、私が作る!」
「歌羽、お前はもっとだめ」
「私だってできるようになったもん!」
「歌羽は出かけてくるんじゃないのか?」
「出かけてくる!お兄のいじわる!」
そうして遥の手を引き出ていった歌羽。
「いいの?歌羽ちゃんの機嫌損ねて」
「うん。花音、ああは言ったけど、
俺に久しぶりにやらせてよ
俺当分花音に任せきりだったんだから」
「相変わらず、不器用」
プクーっと口を膨らませて心奏が言う。
「悪かったな。でも苦手。素直に言うのが」
「知ってるよ。
でもそんな心奏が私は好きだよ」
「ありがとう、花音。
じゃ、作るかー!!!」
