アタシは、例の事件以来、千晴ともっと仲良くなれた気がする。

自分の気持ちの面としても、上向きだと実感できる。毎日が充実していた。

「千晴~!ジュース買いにいこっ!!」

「いいよ★」

そして、アタシ達は外に出ることになった。

「それよりさー、」

千晴が話しだした。

「淳のことどう思った?」

「どうって…」

「あ!別にルームメイトとしてさ!どんな人だと思ってんのかなぁ?と思って。」

「うーんとね、一言でいえば、「謎」かな?だって、部屋のいつもいないしさ。」

「そんなこともないんだけどな…
 多分奈央に気を遣ってるか、ただのランニングバカなだけか。ってことだと思うよ。」

確かに、第一印象は、普通の男の子だったけど、ジャージ着てたし…。
やっぱ謎。