「新入生、礼」
今日は高校の入学式。綺麗に咲いていた桜だが雨に打たれて今では散っているものが多い。1時間の長い入学式を終えて今からそれぞれ教室に向かうところだ。
「夕凪!一緒に教室いこー」
今日初めて会ったはずの翠はとても明るい性格で輝いたオーラを持っている。出席番号が前後で式の前に少し話しただけだけどもう友達としてくれていていい高校生活をスタートできて安堵している。
「ね!夕凪みた?めっちゃかっこいい人いてさー高校生はやっぱ恋愛しないとだよね!」
翠は中学で強豪のバスケ部だったらしく恋愛などしてる暇がなかったらしい。なので高校で彼氏をつくると最初に話した時から言っていた。
「夕凪は?だれかみつけた?」
「あんまみてなかったかな」
「えー夕凪も彼氏作ろーよー」
"彼氏"その言葉だけで私の頭の中は"彼"で埋め尽くされる。思い出したくないのに自然と思い出して苦しくなる
「んー今はいらないかな」
そんな気持ちを悟られないように笑顔を浮かべ適当に誤魔化した。
「夕凪かわいいからもったいないよー」
嫌な態度になっていなかったことに安心しつつ翠の見つけたイケメンの人についての話を聞いた。
「多分隣のクラスの子なんだけど短髪でほりが深くてすっごいタイプだったの!あとでSNSの交換しに行きたいんだけどついてきてほしーなー」
上目遣いで可愛くお願いされて断れるわけもなく、後ろからついてるだけという条件で承諾した。
きょろきょろとお目当てのイケメンを探す翠を見て2年前の私もこーだったのかなと思い出しながら微笑ましく見守る。絶対あの子だ!と笑顔で喜んでる翠を見てかわいいと思いながら頑張れと応援した。扉に貼ってある座席表と彼の位置を見比べて名前を探し出し、小川冬夜くんと見つけ出した。冬夜くんの隣にはもう1人男の子がいてとても仲良さそうで話しかけづらそう。
「私行ってくるね」
今日は高校の入学式。綺麗に咲いていた桜だが雨に打たれて今では散っているものが多い。1時間の長い入学式を終えて今からそれぞれ教室に向かうところだ。
「夕凪!一緒に教室いこー」
今日初めて会ったはずの翠はとても明るい性格で輝いたオーラを持っている。出席番号が前後で式の前に少し話しただけだけどもう友達としてくれていていい高校生活をスタートできて安堵している。
「ね!夕凪みた?めっちゃかっこいい人いてさー高校生はやっぱ恋愛しないとだよね!」
翠は中学で強豪のバスケ部だったらしく恋愛などしてる暇がなかったらしい。なので高校で彼氏をつくると最初に話した時から言っていた。
「夕凪は?だれかみつけた?」
「あんまみてなかったかな」
「えー夕凪も彼氏作ろーよー」
"彼氏"その言葉だけで私の頭の中は"彼"で埋め尽くされる。思い出したくないのに自然と思い出して苦しくなる
「んー今はいらないかな」
そんな気持ちを悟られないように笑顔を浮かべ適当に誤魔化した。
「夕凪かわいいからもったいないよー」
嫌な態度になっていなかったことに安心しつつ翠の見つけたイケメンの人についての話を聞いた。
「多分隣のクラスの子なんだけど短髪でほりが深くてすっごいタイプだったの!あとでSNSの交換しに行きたいんだけどついてきてほしーなー」
上目遣いで可愛くお願いされて断れるわけもなく、後ろからついてるだけという条件で承諾した。
きょろきょろとお目当てのイケメンを探す翠を見て2年前の私もこーだったのかなと思い出しながら微笑ましく見守る。絶対あの子だ!と笑顔で喜んでる翠を見てかわいいと思いながら頑張れと応援した。扉に貼ってある座席表と彼の位置を見比べて名前を探し出し、小川冬夜くんと見つけ出した。冬夜くんの隣にはもう1人男の子がいてとても仲良さそうで話しかけづらそう。
「私行ってくるね」
