「本当に可愛いよ」
「っ……?」
そう言った茅実先輩の顔に胸がドキリと高鳴る。
だって、何故か愛おしそうに見えてしまったから、そんなはずないのに…。
茅実先輩の手の力が優しくなった。
優しく優しく、壊れ物を扱うかのように、包みこむように。
「会長さん?」
「俺にはね、可愛くて仕方がないよ。それはね、由乃だから。由乃、驚いたでしょ?俺が初めて顔を見たはずなのに、すぐに由乃が由乃だって気付いたこと」
っ…そう、私は、それを聞こうと思っていた。
「っ……?」
そう言った茅実先輩の顔に胸がドキリと高鳴る。
だって、何故か愛おしそうに見えてしまったから、そんなはずないのに…。
茅実先輩の手の力が優しくなった。
優しく優しく、壊れ物を扱うかのように、包みこむように。
「会長さん?」
「俺にはね、可愛くて仕方がないよ。それはね、由乃だから。由乃、驚いたでしょ?俺が初めて顔を見たはずなのに、すぐに由乃が由乃だって気付いたこと」
っ…そう、私は、それを聞こうと思っていた。

