大好きな先輩は(S)王子様でした(マンガシナリオ)

あ、私の看病でっ…。

「もっ、申し訳ありませんっ」

頭が真っ白になる。

どうしよう、迷惑をかけた。嫌われるっ、突き放される…。

両親のことが思い出され、体がガクガクと震え始める。

「ゆ、由乃!違う!」

さっと私の前にしゃがみこんだ、茅実先輩。

「え?」

ちがう?

「…君は鈍感だな。俺が君と、一緒に居る口実だよ」