大好きな先輩は(S)王子様でした(マンガシナリオ)

日中と、夜は家の中は安全。

朝はお母さんが帰ってくるかもしれないけれど、お父さんは帰ってこない。

だんだんと、お父さんの顔も思い出せなくなってきていた。

私は机に向かい、勉強をしていた。

私の耳にはイヤホンがあるけれど、音楽は流れていない。

ただ、音がしないことが、落ち着くだけなのだから。

勉強の手を止めたのは、スマホが振動して、着信を知らせたからだ。

そこには、学校、という文字が表示されていて、見た瞬間うっとなった。

スマホから離れて一旦自分を落ち着かせる。