大好きな先輩は(S)王子様でした(マンガシナリオ)

半分重傷な自分に呆れつつ、俺は毎日由乃と電話をすることを楽しみに、毎日を過ごしていた。

けれど、突然、由乃がでない日がやってきた。

そりゃ、いつでも出られるわけないよな。

由乃だって忙しいかもしれないし。

電話だって、本当に楽しんでくれていたかも分からない…。

けれど、俺の頭のなかは嫌なことばかりが駆け巡った。

もしかしたら、何かあったんじゃ…、由乃は俺と話してて、俺のことが嫌いになったんじゃ…、もしかしたら、もしかしたら…っ…。

そう考えるときりがなかった。

いてもたってもいられず、俺は一度家に帰って、落ち着きを忘れたように玄関を飛び出した。