けれど、まだ、由乃の顔を知っているやつのなかには、なんで、と、由乃のことを罵るヤツも居たので、少し手荒なまねをすると、回りが俺に干渉しなくなり、文字通り、噂だけが一人歩きを続けている状況だった。
全校集会などの場で、由乃は俺の顔を知っているが、俺が窓から覗く由乃の顔を見て知っていたなんて、由乃は気付いていないだろう。
バレないように気を付けないと、引かれてしまうかもしれない。
嬉しいことに、今のところ、由乃は俺に好きとまでは行かなくとも、好意的な様子で、ホッとした。
由乃に嫌われたら俺は生きていけない。
由乃との電話をするより少し前に俺は既に自覚していた。
全校集会などの場で、由乃は俺の顔を知っているが、俺が窓から覗く由乃の顔を見て知っていたなんて、由乃は気付いていないだろう。
バレないように気を付けないと、引かれてしまうかもしれない。
嬉しいことに、今のところ、由乃は俺に好きとまでは行かなくとも、好意的な様子で、ホッとした。
由乃に嫌われたら俺は生きていけない。
由乃との電話をするより少し前に俺は既に自覚していた。

