大好きな先輩は(S)王子様でした(マンガシナリオ)

思い出に耽っていると、ヘッドホンに着信音が届いた。

私はすぐに起き上がって、スマホを手に取り、電話の相手を見ると、すぐに電話に出た。

『もしもし、由乃?』

…だって、こうやって、学校のある平日は茅実先輩とお話しできるんだもん。

「はい、会長さん、お疲れ様です」

茅実先輩とのお話しはいつも楽しい。

きっと、茅実先輩がそうなるようにしてくれているんだと思うけれど。

『ありがとう、由乃今何してたの?』

「勉強の息抜きで、音楽聴きながら寝転がっちゃってました」