大好きな先輩は(S)王子様でした(マンガシナリオ)

それからと言うもの、俺は一限目が終わると、保健室へ行き、二限目が終わっても三限目が終わっても、昼になってずっといり浸っていても由乃は来なかった。

何かあったのではないかと心配ばかりが膨らんで、結局由乃は学校に来なかった。

事務室に行って、由乃に電話をかける。

そういえば、この前は質問をあまりさせてもらえなかったけれど、由乃の寝息が聞けたから良しとしよう。

あれ?でも、この前は由乃が出てたよな?ご家族にも何か問題があるよえだったしな…。

ちょっと探ってみても良いかもしれない。

電話の奥でか細く「…はい」と答える由乃の声が聞こえて、急いで受話器を耳に当てた。