自分が思っているよりも、強いのではないかと、少しずつ活力がわいていた。

けれど、そのとき、目に入った女子の三人組を見て、足が突然動かなくなった。

あれ?どうしてだろう?もう1ヶ月もの前のことだし、そこにいるのはあのときの彼女たちじゃない。

なのに…。

会話は聞こえない、ただ口が動いているのが見えた。

『あれ?あの子って学校来てなかった子じゃない?』
『え?本当だ~またアイツ来るの?』
『もう来なくて良いよね』
『ねぇ~』

きっとそんな会話はしていない。

それでも、口の動きを見ていると、そう言ってい