起さないように、ゆっくりと受話器を戻した。

変わってくれた人に、お礼をいって、事務室を出ると、内心ルンルンで教室までの廊下を歩いた。

もしかしたら、明日は学校に来てくれるかもしれない…あの子が…。

明日は時間ができ次第、保健室へ行こうと心に決めて角を曲がった。