「大丈夫だよ。もう怖いの終わったから」

由乃はひょこっと目だけを出す。

「ほんと?」

っ!か、可愛い…。

「本当だよ、ごめんね。怖かったね」

「…大丈夫…、茅実先輩が側にいてくれるなら、なにも怖くないですもん…」

も、かっ…。

ピシャーン!と電気がはしったように可愛さで爆発しそうになる。

ちゅっと、額にキスをすると由乃も強くぎゅうっとして返してくれる。

本当に可愛い。幸せだ。