大好きな先輩は(S)王子様でした(マンガシナリオ)

あ、今きっと苦笑いしてる、そんな気がする。

こんな人が学校にもいたんだ、私、忘れちゃってたみたいだなぁ。

この人なら、肯定してくれるかもしれない、そうじゃなくとも、否定せずにいてくれるかもしれない。

「あの、会長さん、私のことは由乃でも、好きな呼び方で構いません。あの、お聞きしたいことがあります」

踏み出せ、いつまでもここにはいられない。
それに、ここの居心地が良いのはずっとじゃない。

一人立ちも出きるように頑張らなくちゃ行けないのだ。

『っ……、あ、ありがとう。由乃。どうしたの?』