このクソババァにする処罰は両方だ。

コイツは何があっても、逃がしたりなどしない。

クソババァは、一度カメラをみたようで、玄関先まで、でてきた。

「まぁ、まぁ、どうされたんですか?見たことがありませんが…、もしかして、近所の方かしら?どうぞ上がって?」

コイツの目には由乃が見えていないようだけれど、由乃も俺の陰にじっと隠れていて、握っているてから、どれだけ怯えているのか痛々しく伝わった。

「いえ、突然押し掛けてすいません。すぐすみますので」

俺の顔を見たらすぐにでてくると思っていた。

由乃は怯えながらも、逃げようとはしなかった。