「あっ、ごめんなさいっ」

「良いよ。頑張ろうとする由乃可愛いし」

…甘やかしてくれている…。

それに、こんな失敗をしても、無理に止めろとはいわないでくれる。

側にいて見守ってくれる。

「もうちょっとー!頑張れ」

茅実先輩の応援のもと、私はクローゼットにツリーのはいった箱をしまうことが出来た。

「よくできたね、由乃」

茅実先輩が優しく頭を撫でてくれる。

この時間も幸せだなぁって思う。