『我慢せずになんでもいって良いから、秘密は守る。約束するよ』

この人の声は聞いていて、ホッとするなぁ。

「ありがとうございます。今ならなんでも素直に答えられる気がします」

『そっか、ありがとう。じゃぁら少し踏み込んだことを聞いてもいい?』

「はい」

『なんで、学校来なくなっちゃったの?』

聞かれると、覚悟していた。それでも、私は茅実先輩を信じる。

合ったこともないのに、信じられるなんて、本当にすごい人だなぁ。

「学校は嫌いじゃありませんでした。どちらかとい