大好きな先輩は(S)王子様でした(マンガシナリオ)

少し焦った様子の茅実先輩にどんどん不安にされる。

や、やっぱり……

茅実先輩はハッとしたように私の顔を見て、優しく頭を撫でてくれた。

「大丈夫、不安にさせてごめんね。勘違いさせちゃってたのか」

「え、かん、ちがい…?」

「うん」

優しい笑顔。

あったまるような、笑顔…。

「俺が一緒にいたのはね、俺の母さんなんだよ」

「…え?」