大好きな先輩は(S)王子様でした(マンガシナリオ)

思考が読まれたようで、とてつもなく恥ずかしくなる。

と、というか、あれって、私、な、なにされたんだっけ??

「由乃、無理させてごめんね。腕とか本当に痛くない?」

心配そうな顔…。

確かに腕には綺麗に包帯が巻かれていたけれど、痛みはとんと無い。

「ふふっ、大丈夫です」

茅実先輩は、本当にホッとしたような顔になって、私の肩に顔を埋めて、ぎゅううっと抱き締めてくれた。

「はあぁぁ~、ほんっとうにごめん、由乃。怖かったでしょ?昨日のこと」