大好きな先輩は(S)王子様でした(マンガシナリオ)

「可愛いね」

っ…!?

ゆっくり見上げると、茅実先輩が枕に頬杖をつきながら私を見下ろしていた。

「あ、か、茅実先輩…」

い、いつの間に起きてたのっ?

色んなことが頭を駆け巡って恥ずかしくなった私は、バッと背を向けて、布団に潜ろうとして、それも出来ないほど、ガッチリ抱き締められた。

「由乃、どこかしんどいところない?痛いところとか」

「い、いえ、その、大丈夫です。その、昨日は…えっと、その…」

「大丈夫、あれ以上のことはなにもしてないよ」