茅実先輩がホームからでてきて、私のもとへ駆け寄ってきてくれた。

愛からわずの優しさが、今は苦しいなぁ。

とりあえず、家に帰ろうといわれたので、一度帰る。

私がここに来たのは、茅実先輩に合いたくなっちゃったからだもん。

茅実先輩の先頭を歩く姿に景色も合間って、何故か見たことのある景色のように感じる。

あ、あのときの…、離れていってしまう夢と重なっているんだ…。

っ…は、離れていっちゃう…。

「っ茅実せんぱっ…」

この胸の中にある感情が抑えられなくて、きゅっと茅実先輩の袖を不安がちに握った。

けど、ダメだったらしい。