由乃がが学校に来ることにして、はや一週間がたった。

俺は隙が出来ると、毎回保健室に通っている。

そんな俺の行為をめざとく見つけるヤツはやまのように居る。

だから由乃には近付かないように、できる限り、保健室には行かないように、生徒には悪いが、気を配りまくっていた。

由乃は学校でのことはもう考えないようにしていると言っていて、相手の顔ももうあまり覚えていないと言っていた。

事実かどうかは分からないけれど、元気を取り戻しながら、学校に通えているようで、心底ほっとした。

由乃に合いに保健室に向かうと、度々会話が聞こえてくる。