心配はぬぐえないが…。

俺が離れることを不安そうにしている可愛い由乃の頭を優しくポンポンと撫でた。

「大丈夫だよ由乃。きっとこの先生と仲良くなれたら、保健室に行くことにも楽しみがわくし、話したくないって思ったら、俺の部屋にこれば良いからね」

「…はい…」

しゅんとしている由乃が可愛すぎるっっっ!!

「もうっ、話したくないなんて失礼ねぇ」

俺はそんな先生の声をスルーして、心臓をおさえつつ、部屋にはいった。

あぁぁぁぁああ!!可愛い可愛い!!
可愛すぎるだろおぉ!

俺は一人、バカにならないために、無心に筋トレをしていた。