グッ…確かに…。

由乃はというと、目だけが笑っていない俺に怒っているとあたふたしていた。

くそ可愛いヤツだな相変わらず…

俺ははぁ、と、小さくため息をつくと、口を開く。

「分かりましたよ。自室に行っているので、話が終わり次第、読んでください…」

「まぁ!ありがとう!」

「え?茅実先輩?」

先生のあなたがいたら出来ない話があるのよとでもいわんばかりのあつに、仕方なく了承することにする。

俺は何だかんだ、害はないと信じているのだろう。