テンパっている由乃は実に可愛いけれど、それは聞き捨てならない。

俺はのそりと立ち上がって、由乃立ちの方に行く。

「どういうことですか?由乃が可愛いすぎるのは分かりますが、それはどこのどいつですか?」

ソイツは由乃に好意を寄せておいて、取り巻きたちに由乃を傷付けさせたということだ。
万死にあたいする。

「んも~、今は私、由乃さんとお話ししているの!女子会中よ!男子禁制~」

なっ、とてつもなく大切なことだろう!それでも、先生かっ。

「わざわざ、根元のやからの話し、思い出させたくないじゃない」