「大丈夫だよ、由乃。良い先生だから」

「…分かりました」

由乃は本当につよいこだ。
頑張れる子だ、限界があっても、そこに行くまで、逃げない子。

その後、リビングのダイニングテーブルで、話を始めた由乃たち。

正直、俺は乗り気ではなかった。

なんたって……


『え?不登校になってしまった永谷さんですか?』
『はい。彼女の話を聞いて上げてほしくて…』
『まぁまぁ!良いの!?不謹慎かもしれないけれど、私夢だったのよねぇ!不登校の子のおうちを訪問して、お話を聞くこと!』
『…は?』